プロセスアプローチの実践…OMSの基礎、IS0 9001の基本
アイソス6 月号 小林 久貴氏著より抜粋

◆プロセスアプローチはQMSの基礎、IS09001 の基本
プロセスアプローチは2015 年版で強化された項目の一つである。あくまでも強化であり、新規の要求事項ではない。それにもかかわらず、プロセスアプローチを正しく理解し実践している組織は非常に少ない。プロセスアプローチは具体的な要求事項ではないと思い込んでいたり、そもそも理解できていなかったりしたことが理由であろう。そうなってしまった理由として、2000 年版、2008 年版でプロセスアプローチを要求している箇条の表題が「一般要求事項」たったせいもあるだろう。ISO9001 の要求事項には、具体的に実施すべき要求事項がある一方で、概念的な要求事項がある。概念を理解した上でそれを実行するというものである。特に表題に「一般」となっている要求事項は概念を示すことが多く、この「一般要求事項」も概念として理解していればよいと判断してしまったのかもしれない。また、2000 年版、2008 年版の序文でプロセスアプローチについて触れているが、“プロセスアプローチを採用することを奨励している”と表現していたことにより、あくまでも推奨事項なのだと考えてしまったことも、その一因であろう。因みに2015年版(JlS Q9001)では、“プロセスアプローチを採用することを促進する”に変更されている。ただし、原文はPromotes であり同じである。なお、2015年版では、細分箇条4.4 品質マネジメントシステム及びそのプロセス、で具体的にプロセスアプローチを要求している。

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169号